2016年7月16日土曜日

国内盤と輸入盤



以前にも書いたと思うのですが、やはり納得できなくて再びです。確かに買ったはずだったCDが何処かへ行ってしまったと言う事は良くある。このCDも買ったもののあまりにも音が悪かった印象だけが残っている。さんざん探したものの出てこないし、チョンの弦は聞きたいしで、何も考えずに国内盤の中古を買った。今はWARNER CLASSICSに移管しているようだが、まあ古いEMIであろうと思った。音が悪かったというボンヤリした記憶がありながら迂闊だった。マグネパンのシステムで聞いてみて悪夢の再現というかホールトーンは平板だし、弦の音は悲鳴を上げている。アンサンブルなどあった物では無い。第1楽章を聞き終わらずに止めてしまった。さあ困ったぞ!何とか手はないだろうかとwebをうろついてみる。メーカーとしての事情はあるだろうが、やはり国内盤は最悪という情報を散見。こうなりゃ聞き比べるしかない。輸入盤を求めて中古CD屋さんを一軒ずつ当たるのは時間の無駄だが、さりとてハッキリ輸入盤と明記してないと通販では疑わしい。幸いアマ○ンでイギリスからの中古販売を見つけた。これなら多分大丈夫だろう。約2週間で無事に届いた。音が出た瞬間に違う!と直感した。ライブなのでホールの緊張が伝わってくるし実に良い演奏だ。マグネパンのようなプレーナー型SPはホールイメージがポッと眼前に並ぶ。ふくよかなチョンの弦の音は大変魅力的であるし、息づかいが聞こえてくる。なんと言う事であろうか。アナログ時代から基本的に輸入盤を好んでは来たがデジタル時代になっても未だこんな事があるとは。 (写真の左が輸入盤、右は国内盤です)

2016年7月9日土曜日

ヘッドフォン考



電車で遠方の外出はそれ程無いけれど、それでも月に一度や二度は必ずあるのでスマホでインターネットラジオを聴く事がある(圧縮音は好みではないが)。 以前はインナー式のヘッドフォンを使っていた事もあるが、聴力に宜しくないのと、駅で停車している時に音量を合わせると電車が走り出した途端に雑音に掻き消され肝心の音楽が聞こえなくなる。さればと音量を上げると今度は駅に着いた途端に喧しい。まあ何とも悩ましいので使わなくなった。オーディオ仲間のお医者様からは「そりゃあオーバーヘッド式が耳にも優しいから持ち歩いているよ!」と聞いてはいたが、何とも大仰である。  最近、若い者からこれ使ってみてと、小振りの物を使わせてもらった。OEM元はMONSTER製ですと言う事だった。これならバッグに入れても嵩張らず具合が良い。先日の機会にどんな物かと試してみたが、音質がどうと言うよりも殆ど外部音が聞こえないのでなかなか快適であった。ただ、気をつけていないと車掌さんのアナウンスを聞き落としそうだったが。   写真の内、大きい方は家で偶に使うAKGである。10年も経とうか、これを買いに行った時に色々視聴したが、いわゆる国産メーカーで良いものに出会わなかった。最低これくらいと思って買ったのだが、幸い今回の物は音質的にも不満はなかったし(価格的には結構良い値らしい) 暫くこれで快適な旅が出来るかも。