2015年8月31日月曜日

近江神宮献書展


大津市の近江神宮。ここで展示されている献書展に知人が出品していると言うので見に行った。いつも横を車で素通りしているのだが、厳かにお詣りも済ませて作品を鑑賞。字は体を表すと教わったが畑違いの僕は作品から受ける書の品格等で判断するしか知らない。小学生から一般まで多くの作品が展示されていたが、やはり子供達の作品は無垢で良いね。何も考えずに一生懸命に書いている。僕の中では高3生(多分女子)の作品が心に残った。全国からの応募らしいがじっくり見ているとやはり字は精神も含めた広い意味での体を表すのだろう。

2015年8月25日火曜日

MUSICAでマグネパン


MUSICAアンプのエージングが大方出来たので気難しいマグネパンを鳴らせてみる事にした。以前はどうも相性が悪かったが、電源部の強化のせいか良く鳴るようになった。どちらかと言うとサラっとして癖の少ないマグネパンには少しアクがあると言うか音楽性で聞かせるアンプが良いように感じていたが逆にムジカの自然っぽい音もアリかと。このアンプの足は三点支持になっているのだが(メーカーとして当然の事ながら)底がゴム質のものであるので逆三点で真鍮のスパイクを噛ませると定位も安定して明るい音が広がった。なかなか心地よろしい。アナログとCDを比較するとアナログとの相性がよく、聴き比べてしまうとCDはチト分が悪い。何故そう感じるのか判らないが同席した者もアナログと言う。CDのみ聞いていればそれなりだが、アナログにはCDで食い足りない所があり、それをこのアンプはよく伝えるようにも思う。ともあれQUAD606とは違った世界を描いてくれる。QUADの様に心の何処かの琴線に触れて音楽性で説き伏せてくる音ではない (大変魅力的だが・・・) どちらが良いのかは判らないが楽しみが増えた。

2015年8月16日日曜日

MUSICA夏のイベント


MUSICAさんのイベントに行ってきました。と言っても僕が行った時間が少し遅くてちょっと間に合わなかった部分もあったのだが、それでも2時間余り音楽と様々なお話を聞かせて頂いた。QUADRALのSPは前回よりも大型で15インチウーハーの迫力は大変なもの。アンプはどれも同じトーンではっきりとしたポリシーが貫かれている。トスカニーニのローマの松(勿論アナログで)を聴かせて下さったが豊かな色彩感がギシギシと伝わってきた。ヘレン・メリルにも甘美な声で囁かれた。近々発売予定のスーパーツイーターは13kHz以上と言う事だったので、この爺の耳にはまず聞こえないだろうと思いきやピタリと音像が留まって人間の感覚の素晴らしさを知った。社長の真壁氏は話し込む程にどんどん知識が噴き出して来る方で音楽にも造詣が深く、また何よりもお好きなのだろうと思う。こんな素敵な道楽を教えてくれたのは小5の時の担任の先生である。既に故人になられたが思えばもう50年以上になるか。ゆっくり時間をかけながら納得の行くものを増やして行くつもりだ。

2015年8月13日木曜日

MUSICAアンプ エージング中


オリジナルでも良いアンプだと思うが、気が済むようにやってみた。オーディオの一番の面白さは自分の音を創っていく事だと思う。蓋を開けて毎晩睨んでいると何となく全貌が見えてくる。このアンプはいわゆるオーディオ的な音ではなく自然音に近い明るい音なのがいい。一番の肝は電源と思われ(常識と言えばそれまでだが)その辺りを中心に、入力VRを固定抵抗に置き換え、基板を一枚増やしてトランス、ダイオード、コンデンサなど、今までの経験を元にパーツを選び取り替えた。やってしまえば何の事はなく、むしろ考えている時のほうが楽しい。エージング中であるが2段階くらいグレードが上がったように思われる(ブラシーボも含めて・・)。特に平滑コンデンサは国産に思う物がなく海外のものを使った。国産のものはオーディオ用と銘打っているもの程、色が付いているように思う(好みが合えばよいが)。MUSICAのオリジナルはそういう意味でも良い選択をされていると思う。趣味の世界であり百人百音、自分の音を追いかける事が楽しいし、予感が当たった時の達成感は素晴らしい(凹む時もある)。海外パーツも入手しやすくなったので選択肢は広い。仕事の緊張感からの開放にはうってつけである。

2015年8月9日日曜日

ネイチャー・イコライジング


古い雑誌を整理していたら20年以上も前のラ技誌にちょっと面白い記事を発見した。Philipsのエンジニアがマスターしたとされるネイチャーイコライジングと呼ばれるもので録音現場で使われているAMPEX MX-35の記事である。要約するとアンプ創りの基礎は入出力のマッチングにあってこれが録音並びに再生の基本であるという話。面白く感じたのは信号経路にL型VRを挿入、調節することで各機器間のインピーダンスも含めてマッチングをとり、TONE controlの様にf特を変えるのではなくフラットのままで音のキャラクターのみ変化させようと言う所。信号経路には極力VRを入れたくないのが人情だが逆にこれを利用することで音質を更なる良い方向に持って行く。好みの音がハッキリしている場合にはこの手もアリかと。まあ古い記事で球の時代の事なのだが頭のどこかに入れておこう。

2015年8月5日水曜日

スピーカーのセッティング 


スピーカーのセッティングが難しい。SX3は密閉型なのでそんなに神経を使わなくても何とかなるがA1の方はバスレフポートが背面にあるせいか壁との距離に微妙に反応する。出したり引っ込めたり高さを変えたりと忙しい。「セレッションのSL700は小型ながら本国では標準で約20畳になってますよ」とMUSICAの真壁氏に聞いた。道理で鳴らすのが難しいわけだ。かなり壁から離してセッティングするのが良さそうに思われるが、そんな事をしたらスペース的に他の作業に支障が出る。適当な所で妥協するしかないがそれが難しい。メインのマグネパンも後側にも音が出るので難しいが最良のポイントにマークを貼って少々動かしても極力元の位置に戻しやすくしてある。が、仕事場である以上こちらはそうは行かない。まあその内に諦めムードでどこかに落ち着くのを待つしかない。MUSICAアンプは現在改造中でオリジナルの明るい音を生かしつつドライブ力を高めてみたい。あわよくばマグネパンをドライブ出来れば良いのだけれど・・・。

2015年8月1日土曜日

愛宕千日詣り


京都人ならお馴染みの愛宕山の千日詣りである。この日にお参りすると千日分のご利益があるらしい。僕が父の後を受け継いでから、早いもので50年になる。父は腰を痛めていたので僕が中学の頃に引き継いだ。約4キロの道程とは言え、元々が行者道なので毎年楽に山頂まで上がらせては貰えない。若い頃はさすがに体力勝負で登ったが中年以降は運動不足も祟って大変だ。参道の心細い裸電球を頼りに夜道を登るのだが、今年は金曜日とあって参詣者も多く特に若いご夫婦が子供を抱いて参詣される姿を多く見かけた。3歳までにお参りをするとその子は生涯火事に合わないという言い伝えである。しかし、この暗く厳しい山道を赤ん坊を背負って上がるのは親であるからこそ出来る事であり、頭が下がる。(因みに僕と我が子は何処かで火事に合うかもしれないので毎年参詣する) 何とか無事にお参りをして帰って来たが明日からの筋肉痛が心配。