2018年6月30日土曜日

足立美術館




先週末、米子の足立美術館に行ってきました。知人から入場券を頂いたのをきっかけに息子と出掛けて行くことにしました。全部高速で行くと、それも面白くないなあと言う事で中国道佐用から鳥取道、山陰道と無料区間を使って節約もしながら海辺を走り、適当に道草も食って夕方米子に到着、以前に個展をさせてもらった米子しんまち天満屋さんを懐かしく横目に見ながら、夕食は新鮮なネタの江戸前寿司を頂きました。美味しかった。

息子任せにしていたら下手なホテルより旅館でと言う事で皆生温泉に宿をとってくれていました。しかし、僕が知っていた頃からすると灯の消えたような温泉街になっていて何となく淋しい感じがしましたね。幸いお客さんも少なく大浴場は貸し切り状態で二人でノンビリ。時代の移り変わりでしょうか。翌朝、足立美術館まで約30分くらいで到着。以前に行った時からは随分時間が経っているので殆ど忘れていましたが観光客も多く来られていました。

肝心の展観ですが大観の作品は意外に展示が少なく(ローテーションの関係でしょう)、榊原紫峰の特別展をされていて、それに伴う国展、院展関連の展示が多かったです。小品ながら村上華岳の作品に触れられたのは心に残りました。昔、キンダーブックの表紙などを描いた林義雄の原画はキチンと岩絵の具で描かれており、童画とは言え作品の良さが伝わってきて楽しかった。地方での美術館の運営も大変だろうな、などと思いながら帰路につきました。時代の移り変わりの早さを感じますね。(敬称略)


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