2020年11月8日日曜日

性懲りも無くSIGMA SD Quattro


新型コロナで大変な事になっていますけれど、幸い僕の仕事は籠もって絵を描く事なので、巣ごもりとか言う事になるんでしょうかね。出来るだけ出掛ける用事を減らすので、仕事がゆっくり出来る環境になっています。先日、知り合いとデジカメの黎明期の頃は面白かったなと言う話に花が咲きました。丁度、阪神大震災の復興で、重かった当時のフラッグシップカメラを三台も首にぶら下げてルミナリエに行った人や、画質は良かったけど電池が持たなかったカメラとか、不自由なデジカメを使い続けた事とか。確かデジ一は出始めた頃でとても高価だったと思う。

僕が最初に買ったデジ一眼がシグマSD9と言うじゃじゃ馬カメラで当時から唯一のフォビオンセンサー搭載機であった。他のメーカーを色々考えたけど、このフォビオンの絵を見てしまうと普通のベイヤーパターンの絵に納得できなかった。動作はのろいしバッテリー食いでデカいと来たら良い所なしに思えるけれど僕はこれしか納得できなかった。絵描きの目で見て(としか言い様が無いけど)唯一、絵に力を感じた。

大阪まで買いに行き、お店ではなんでシグマなんですか?と聞かれる始末。この値段ならもっと使いよいカメラがありますよと迄言われたけれど頑なにシグマに拘った。以来SD10,SD14と買ってきたけど相変わらずどれもじゃじゃ馬だったものの、それでもゆっくり進化していた。

他に色々な事情から作品の撮影用を兼ねてCANONのEOS1Ds(新品はとても手が出ない値段だったので良質の中古)を買いレンズも一通り揃えた。たまに息抜きに出掛けてもパッパッと撮れて機敏だし納得行く絵が撮れた。当時としては珍しくRAW出力もあった。(写真を見て絵を描かれるんですか?とよく尋ねられる事もあるが然にあらず、写真という物は絵と似ているようでまるで別物、完全な僕の道楽である。正直、納得する写真を撮るより絵を描いた方が楽である) 以来EOS1Dsは約15年以上僕の作品も撮り続けてきた。勿論、僕が撮るのは自分の記録用で本格的用途では無い。

年のせいか大きく重いカメラを持ち歩きするのが億劫になり、代わって小さなGM1が増えたが、やっぱり楽しみも大きさに比例する様に思える。ワクワク感に乏しいしファインダーが無いのもやはり気分が乗りにくい。

機械好きとしてはなんかアクションが欲しくなってきた所へ久しぶりにSIGMAさんのサイトを見てやっぱりフォビオンは良いなと思った。こうなったらもう止まらない。最後のSAマウントと言われれば買うしか無い! SD Quattro に決めた。Quattro Hと言う選択肢もあったけど多分手ぶれ連発!を予想してQuatroで止まる事にした。

もしSIGMAを考えておられる方がおいでになったら出来るだけ実機を触られる事を勧めます。画質はピカイチですがその他はイマイチです。どこのサイトでも書かれていますが、僕もSIGMAが初めての方にはあまりお勧めしません。でも、以前のフォビオンからはすごい進化だと思いますし裏切りません。久しぶりのワクワク感に浸っています。

長くなってきたので又次回書く事にします。



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