2016年1月11日月曜日

タルマーリーさんのパン

タルマーリーのお店
買ってきたパン












「腐る経済」と言う本を上梓されている渡邉格さんのお店、鳥取県智頭町のタルマーリーさんに行ってきた。外せない用事で近くを通るので立ち寄った。欲しかった和食パンは移転後作っていないということで他のパンを前日に取り置きを頼んでおき、カフェで自然放牧の牛乳など頂きながら暫し時の流れを止めることが出来た。もちもちした食感のパンである。移転を繰り返しながら究極のモノを求められている。自然に逆らわないような生き方は素晴らしいと思うが、著書の中にも書いておられる様に現実には大変だろう。ゆっくりパンを味わいながらフト思い出したことがある。画学生の頃、絵は作品なのか商品なのかと常に論議していた。作品には違いないが生きて行く為には商品とせざるを得ない。それは是か非か!と事あるごとに喫茶店で閉店時刻迄やっていた事など思い出す。まあ、実際にそれが生業になってしまうと微妙な接点が存在することに気がつくのであるが。どうしても道を極めたいという人間の性と現実、モノ作りはその狭間で苦しみながらより良いものを目指して行く。タルマーリーさんの今後を見守って行きたい。

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