2017年9月15日金曜日

確か持っていた筈なんだけど


「鳥は星形の庭に降りる」武満徹の曲である。確かに以前にCDを買っている筈なのだけれど、何処にも見当たらないので違う盤を買った。最近、現代曲を聴く事が増えたようだ。色彩豊かなこの曲を初めて聴いたのは随分前の事である。記憶が定かでは無いが、まだ娘が高校生位だったか大阪のシンフォニーホールでのアジアユースオーケストラのコンサートだったと思う(間違っているかも知れないけど) 日本初演と言う事なのでひょっとしたらと思っていたら案の定、武満氏が客席に姿を見せておられた。氏は初演の時には必ず姿を見せられると聞いていたので娘と密かに期待していた事を覚えている。その時に聞いたこの曲は、あまり現代曲と馴染みの無かった僕の心にしっかりと足跡を付けていった。その頃から少しずつながら現代曲に馴染んできた。絵画に置き換えて聴いていると朧気ながらイメージを掴む事が出来るようになった記憶がある。そんな事を思い浮かべながら改めて色彩豊かな世界に浸る事が出来た。

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