2020年6月24日水曜日

蛍袋が一杯


庭の蛍袋が満開です。ここへ引っ越してから道端にでも一杯咲いているので珍しい事もないのですけど、僕はこの花が好きで随分たくさんの絵を描かせてもらいました。いつの間にか庭のあちこちに咲く様になり、年によって白が増えてきたり赤が増えたりしながら今は赤の方がたくさん咲いてます。どう言えば良いのか解らないですけど、この花を見ていると心休まる気がするのです。先日の雨では少しいじける程度でしたけど、流石に明日からの雨では終わりでしょうね。写真は三日くらい前のものです。

あまり絵に描かれる事もなかったのでしょうけど僕は自分が好きなので描き出したら、いつの間にか画廊さんの間でも寺田さんと言うたら蛍袋みたいに言われたりしました。まあ、珍しかったのでしょう。特にガラス絵のモチーフとして最適に思いましたし、何より自分が好きな花というのは自然に力が入りますからねぇ。

自分からアピールしてくる様な花ではないですが、何となく惹かれます。何度写生しても飽きないですし描くたびに新しいイメージを沸かせてくれます。じっと見ているだけども頭にフッと出来上がりが浮かんできます。まあ、こんな花なんで大作は無理ですけど小品には多分死ぬまで描くでしょうね。


2020年6月17日水曜日

柳の下に泥鰌が二匹いるかな?


現行iMacのSSD化で気を良くしたので、10年前のiMacが果たして蘇るか?と言う単なる趣味に任せてSSDを外付けしてみた。ダメな時はSSDをWindowsに使うとかいろいろ他にも考えられるのでやってましょうと。様々な思惑もあり、バッファのない少し安いBX500を使って同じ様にやってみました。ほんでどうするん?と言われたら元も子もないんですけど、単にやって見たかっただけなんです。何せ10年以上使った代物なんで石もCore2だしメモリも6GBなんであんまり期待せず、おまけにHDDは一度交換済み。音楽サーバーくらいに使えたらと思ってました。

Windowsと違う楽しみみたいなのがMacにはあるけど、Catalinaに上げたら32bitの互換がなくなるとかはやめて欲しいな。あまり使わないけど時々使う的な物をどうするか?古いけど使い勝手が良いとかいろいろあるでしょ。と考えた時にやはり使えるのなら使いたいねと言うのが人情でしょう。

とりあえず接続して同じ手順でクローンを作成。起動したら、流石に柳の下に爆速泥鰌が二匹とはいかないですけど十分実用になるレベルです。現像ソフトも問題なく動くし(メモリークリーナは頻繁に働くけどね) 今はClassic managerが機嫌良く動いています。本当にCDも買わなくなりましたね。クラマネは僕らの世代に馴染みの演奏家も多く古いモノラルとかも一杯あって安くて楽しみも多いです。あんまり聴かないけどジャズもあるし。

丁度、HDDを交換してから5年位なるのでボチボチメンテの頃やし、ここでSSD化したらええやんと自分で勝手な理由をつけてやりました。なんぼでもPCが増殖してどないすんねん!


2020年6月10日水曜日

余呉湖へ行ってきました。


ちょっとした用事も有ったし久しぶりに余呉湖まで出かけた。子供の頃、冬に雪で孤立した余呉にヘリコプターから物資を投下したなんて記事が新聞に出た事を覚えている。その頃はどんな所なんだろうと想像したもんです。まず二階から出入りをすると言うことの感覚がわからず、でもそんな所へ行ってみたいと言って叱られたことがある。(子供なら誰でも一度は思うだろうけど?)

学生時代に余呉まで写生に出掛けるべし、だったのが列車の都合で米原までしか行けず仕方なく米原の山を写生した記憶もあるんですけど、今は交通の便が飛躍的に良くなり又、滋賀に住んだことも手伝って午後から出ても悠々と少々スケッチする位の時間を確保できるくらいです。父の友人からも余呉湖は絵になるとよく聞いたことがあるけど、今でも確かに何かしらの神秘性を感じますね。

孤立湖で流入河川はないけれど、賤ヶ岳からの湧水はある様です。湖面はいつもゆったりとして絵を描くにはちょうど良い大きさの湖なのかも知れない。今日は写生の用意もしていなかったし(ゆっくり時間もなかった)写真だけ撮ってノンビリしてきました。

羽衣伝説とか地元は観光もあっていろいろやっておられる様だけど(天女が羽衣をかけたとされる柳は台風で折れたみたい)そんなこととは関係なくいつも静かで穏やかな湖です。
折角、木之本まで出かけたのでバッチリ桑酒を買ってきました。七本槍も買いたかったけど日本酒が余っているので又今度。

2020年6月2日火曜日

彩正会25周年記念画集


昨秋、二十五周年の記念展覧会を無事に終えて益々意欲満々の日本画教室の生徒さん達ですが、地元の多くの方達の支えもあって記念画集を刊行することになりました。費用その他(幸い強力な後援者もあったので)生徒さんには極力迷惑にならない様に、出来る所は僕がやることにして編集作業を引き受けることにしました。素人仕事なりの苦労もあったものの無事に出来上がって来て、あちこちと知り合いの方々にも持参して様子を話したり、遠方の方にはお送りしたり、とりあえず一頻りです。

印刷、製本などチョイかじり程度の知識しかなく、作品の写真は一応カラーチャートも撮影して色合わせができる程度にはしていたものの、これを機会に勉強することに。それでも悪戦苦闘している間に何となく出来てくるもので最終原稿を印刷所に渡して確認していただいた時は冷や汗ものです。これならOKの返事はもらったものの、試し刷りと言う訳には行きませんかと聞いたら出来ますけど高くつきますよの返事。これも困ったもので、大丈夫ですかねと言うとこのデータならまず心配ないですよ、と言われてそれならお願いしますと言ったものの一発勝負で200部を頼むのですから、出来上がってくるまでの二週間ほどの長かったこと。発送完了のメールを貰っても現地直送にしていたので僕は見られません。翌日、生徒さんから、ものすごく良いですよと連絡をもらってようやく一安心でした。

今までお世話になったお方とか、生きていますよの便りとしてお送りしたけれど皆さん良かったと言ってくださり、今更ながら頑張って良かったと思っています。良い経験だったけれど、もう一度と言われたらハイハイと即答できるかな?