2020年5月28日木曜日

桑酒


今は出るな出るなで動けませんけど少し前の話。長浜近辺にに出掛けると、桑酒を蔵元でなくても見かけるので、買ってくることがある。とろっと甘いので好みはあると思うけど、お酒というよりリキュールが正しいのやろなあ。体にも良さそうとは勝手な言い分。ただ、売り切れていることがあったり、コロッと忘れて手ぶらで帰ってくることもある。

木之本の酒造元が作っているのに同じ滋賀県の大津ではあまり見掛けないしなあと思いつつ、まさかとは思ったけれど検索してみた。なんと便利な世の中ですねぇ、プライムで明日届けるよと言っていますよ。 いつも思うことなんだけど、これどうなんでしょうね。お店に行っていろいろ見ながら、これ良いな、あれいいなと品物を選んで店の方とも話をしながら買うと言うのが本来のような気がします。確かにクリックしたら一発でOKとなって買いに行く手間も要らないし持ってきてくれるし便利な事この上ない。ただ、お店の方ともいろいろ話しながらついつい余計なものを買うというのが楽しみなようにも思う。

まあ、お酒に限らず特にオーディオ店なんてその典型で随分無駄なものも買った。しかし、それこそが楽しみでありお店の売り上げにも貢献して僅かとはいえお金がくるくる回り出すような気もする。と言うのは好きな人間の言い訳らしいけど、僕も随分無駄なものも買った。無駄の美学だ!と勝手な言い訳を呟きながら色んなもの (小指以外!)に手を出して来たけど、合理性の一点張りでは世の中成り立たないぜ!と言うのはもう化石人間になりかけているのかねぇ。


2020年5月15日金曜日

餅をついてアラレにした。


少し明かりが見えて来たというものの毎日がなんとなく重苦しい空気ですね。21世紀とは思えないと言う事が言われますけれども何時も人間が一番なんて勝手に思っていたら思わぬ落とし穴がありました。あるコラムにウイルスだって生き延びるのに懸命なんですよ、と反対側から見た事が載っていましたけどヤツらも生きていくのに最適な宿主を探しているという事なんですな。見方色々とはいえ早く終息してくれることを祈るだけです。

仕方ないのでという事では無いのですが、餅つき機で餅をついて霰を作りました。毎秋、丹後の農家から餅米を分けてもらうのですが30kgが単位ですので流石にこれは余ります。カミさんが赤飯なんかで消費に努めるんですけど二人では大して消化出来ません。思い付いたのが霰にして食べようという事です。去年、煎って砂糖をまぶしたおやつにしたら美味しかったんです。古米になってしまった餅米をついて、餅きりで切って霰にしました。根気よく半日がかりで切ったけど一臼でも結構ありましたわ。腰痛かった。梅雨になる前でないとカビきたら大変やから。

何でも自家製ですけど、まあ変な添加物なんか入らないですから安心です。材料、道具なんかありますからねぇ。餅切りも数十年前に買ったんですけど、出番は年に一度ですから、使わんと勿体無いですし、第一お米の処分に困るし大家族の頃は良いですけど今の様に二人になってしまうと沢山も食べられないし、時代の移り変わりですね。


2020年5月11日月曜日

爆速Mac


去年買った何ともノロいiMac。メモリーが8GBは少ないかな?でもCore i5やしな、と思いながら特価の札に釣られて、まあ良いかなんて思って買ったものだから仕方ないと諦めてた。Windowsで8GBあれば不足ないしMacOSは比較的軽いからと言う思い込みもありました。開けてびっくりで爆ノロ!これなら10年前のと変わらんやんけ!

流石に古くなったんで買い替えたのに意味ないやんと諦めてました。一年弱、なだめ乍ら使ってましたけどその内に何となくHDDがノロいんと違うか?回転数なんぼやろ?メモリーの使用量を監視しててもそこ迄使ってないし、息子が勧めるSSDに交換?は難しい。しかし、Webで情報を漁っていたら外付けSSDから起動したら良い事がわかった。

ダメ元でやってみるか、とSSDとケースを買った。安くなりましたねぇ、内臓HDDと同じ容量で1TB。Carbon Copy Clonerと言うソフトを使ってクローンを作りそれから起動。いや何とびっくり爆速Macに大変身。photoshopも爆速起動で、大満足です。これなら捨てるかと思っていた旧iMacもSSDにして復活させるか?なんて考えます。こうしてPCは幾らでも増殖するんですけどね。ただMacOSも10.15Catalinaになって32Bitアプリが動かなくなり不便なところもあるんで古いiMac(当然32Bitも動く)もやるでしょうね(多分?)

絵も描かんと何やってんだよ!と思いながらもやっぱりノロいのは気になりますからねぇ。折角買ったのがノロいと嫌ですから。めでたし、めでたし。
気分も晴れたし頑張って絵を描こ!


2020年5月6日水曜日

今日は膠の事でも。


折角の好天に恵まれた連休でしたのにコロナの影響で外へ出る事もままならず、なんともという日が続いています。庭の花だけは季節通りに綺麗に咲いています。今日は膠の事でも少し書いてみようかと思います。

学生の頃からの付き合いになりますけど、三千本、平膠、板膠、鹿膠、粒膠など種類は多いものの需要難とか材料難とか、最近は良い膠に出会わなくなりました。僕は今の所、粒膠を使っていますが、一番使い易いと言うか比較的安定した品質の様に思います。規格などがあるわけもなく製造所によっても強さなどが違うので自分で試すしか無いですね。他にもっと良いのがあるかも知れないのですけど

学生時代に先生の勧めなどから鹿膠を使い出して一番良いと思って長年使いましたが、何となく相性が悪くなって止めてしまいました(質が落ちたらしい)。教室の生徒さんにも粒膠を薦めています。そんな趣味で描いている生徒に本膠なんか使わせる事ないよ、と言う声も聞こえて来たりしますが、僕の教室では最初から本膠です。液体膠と言うのが市販されていて簡単で使い勝手が良い様に思われますけれど何ともこれが曲者でして、寒くても凝らないし暑くても腐らないというのですが接着力は弱いし、絵具を重ね難いしと何とも使いにくい。

そんな事から生徒さんには、面倒ですけど膠は自分で溶いて下さいとお願いしています。1、2時間位前に水か、お湯に浸けておくと簡単に溶けます。本膠を溶いた方が安心して絵を描けます。最初は何ccの水に何gですかとか聞かれて困ったんですけど、その内に自分なりの濃さを見つけてくれました。液体膠も使い道によっては良いのでしょうけれど。

膠を製造される方はただでさえ需要が少ないんですから、大変だろうと思います。僕が使っている粒膠もだんだん袋が小さくなってきました。需要が細って来ているんでしょうか。自分に合った膠を見つけると言うことすら難しくなって来た様です。かと言って大量に買いだめするのも考えもので、僕もやった事がありますけれど質が変わってくる様に思います。本来、日本画はゆっくり時間が流れていた時代に確立して来たものなので、手間が掛かる様に出来ているんだと思っています。写生ー小下絵ー草稿ー本紙と、一枚の絵を仕上げるのに最低でも三回は描いていく事になります。なかなか即席に、と言う訳には行きませんね。