2016年2月13日土曜日

冬の光景



冬になると決まってスズメ達が餌を求めて庭に降り立ってくる。どうやらカミさんが花の肥料にと撒いている糠がお目当てらしい。玄関ドアを開けるとバタバタと飛び立って隣家の屋根の上に整列する。何とも可愛らしくて思わず笑みが溢れるが彼等にすれば生きていく手段なのだから当たり前かもしれない。春の訪れをいち早く感じて庭ではキジバトが抱卵を始めたようだ。いつもお決まりの月桂樹の枝間の所に小枝をせっせと拾って巣を作っていく。お陰でこの月桂樹は散髪が出来ないで、この辺りの部分だけ外から見えない様に枝を刈っていない。しかし、こういう光景こそが制作の力になるので楽しみにしている。絵を描くことではとても及ばないが自然の力、生命と云うものを教えてくれる時である。絵を描くということは単なる情景描写で終わってはならない!常に師から教わった言葉である。

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