寺田正の道草日記
このブログでは基本的に絵画のことは書かないことに決めていたのですが、あちこちの皆さんから絵画、特に日本画に関して書いて欲しいと言う事でしたので方針を転換して僕の持っている技法その他も含めて極力お知らせして行く事にしました。もちろんオーディオの事も書いて行くつもりです。
2021年11月4日木曜日
すっかり、ご無沙汰です
2021年4月18日日曜日
今更ながらの桜です
いずれにしても自然の中で遊ぶという事は楽しいです。写生の時はじっと構えて大自然の力みたいな物を感じようとしますし、写真の時はそれよりも一瞬の時を逃さないように心掛けていますが美しい物を見る目は同じです。さらに現像という作業で絵を描く時と同じ感覚が自然に出て来るようです。様々なパラメータを触る事によって絵がどんどん変化し最終的に自分の思うような光景に仕上がるように調整すると言う楽しみがあり、絵を描いている時と同じ感覚です。特にSigma PhotoPro では自分の思うような作品に仕上げるパラメータが揃っているように思います。逆に言うとメチャクチャになるという可能性もあります。この辺りが面白くて一枚の写真を仕上げるのに結構時間もかかりますが楽しいです。撮影を終わってあたりが薄暗くなって帰路につく時は、子供の頃に川へ魚釣りに行って夕日に竿を肩にかけて、、と言う懐かしく楽しかった想い出も浮かんできます。自然と遊ぶという事なんでしょうね。
2021年3月15日月曜日
雨雲を避けながら海へ出掛けましたけど残念
残念ながら雨雲に追いつかれてしまい、現地到着もまもなく降り出してしまいました。仕方ないので傘をさしながらの撮影になりました。まあ、こんな事は写生に出掛けていても、しょっちゅうあるので気にしていませんが晴れているに越した事は無いですね。光がないので結構致命傷なのかな?とは言えそれなりに楽しかったです。センサーゴミの清掃をシグマさんにお願いしていた(今回の清掃は無料でして下さいました)のが戻ってきたのでそれなりに楽しみもありました。清掃は自分で出来るようになっていますが今までやった事が無いので相談したら送って下さいと言う事だったのでお願いする事にしました(メチャ親切でした)
写生の場合は絵を描くときのことを考えながら、しかし現実に忠実に描くのですが、写真の場合は一発勝負なのでその場でイメージを纏める事にしています。どちらの作業も夢を膨らませるように心掛けてはいますが何れも難しいですね。写生に出掛けるのは仕事ですから当然なんですけど息抜きのつもりの写真も真剣勝負しようとしたら息抜きにはならないかも。
このSIGMA Quattro はすっかりお気に入りです。自分の気持ちにぴったりの絵を描き出すというか、僕とは相性抜群です。まあ画像のアラとブレもよく写りますけどね。
2021年2月7日日曜日
連続になりますけど又しても湖北へ
(何れもなんか暗いな。もうちょっと明るい写真撮るようにしなアカンな。でも明るいと情が乗らんから、つい露出補正をマイナスにする悪い癖があるし、気をつけましょう)
先週に続いて湖北まで出掛けました。今日は写生道具を持たずに写真に専念してみようと大仰な事を考えて(その割に持って行ったレンズも少なかったけど)まあ、僕の好きな所なんで何回出掛けても良いですね。コロナで大変ですけど湖北は人も殆ど見掛けないですし、のんびりとフラフラ歩いても良いですし車で走っていても気持ち良いです。今日は息子の運転なので僕は社長気分です。
そもそも僕とSIGMAの出会いはデジタル一眼を買おうと思った時にC社N社O社なんか色々あって何処にするかな?なんて思っていて当時SIGMAなんかコスパの良いレンズメーカー位にしか思っていなかったです。カメラにそんな愛も無かったし。取りあえず大手のカメラ屋さんに出向いてサンプルを見せてもらった時に「滅多に無いんですけど一応シグマも...」(販売店としてどうなのか?)と言う事で他のメーカーのと一緒に見せて頂きました。
その時がシグマとの出会いでありSD9との出会いでした。サンプルを見た時にこれは全然違うと思った。他のブランドはどれも似たり寄ったりにしか見えずFOVEONセンサーを積んだSIGMAが持つ色の力強さが一番魅力的でしたね。所謂ベイヤーセンサーのモヤモヤ感を何となく感じていたんだと思う。それからFOVEONセンサーの事をいろいろと勉強しました(当時は米国の会社だったので英語を頑張って翻訳してみたりした) こんな事出来るんやなあと思った記憶があります。その後、子会社化して順調な進化を遂げてきたと思う。
しかし、SIGMAさんもこのセンサーをここまで育て上げられたと思います。SD9は使い勝手も悪かったし、SD10,14と使って来たけど、時間をかけてゆっくり進化してきたと思う。実に頼もしい相棒になっています。僕が思っているような絵にAUTOで仕上がってくるので楽しいですよ。
2021年1月26日火曜日
ちょっと湖北まで
猛烈な寒波も終わったし、少し暖かい日が続きそうなので湖北へ出掛けた。何時も行く虎姫の湖岸公園のサクラの樹を見たかったのが一番なんですけれども(勿論枯れ木みたいな状態ですけど)そこでゆっくり過ごして桜の呼吸みたいなものを感じたかっただけです。あまり寒いと辛いし、丁度良い位の天気でした。その事は僕の心の動きなんでどうにも書きようもないのですが、ついでと言えば何ですけどSIGMA Quattroで、楽しい写真が撮れるかという事も目的の一つでした。
全部RAWのみで撮ったのは良かったんだけど帰ってからの現像が大変でした。SIGMA Photoproは随分の進化で暗部ノイズを見事に消してくれます。これにはSD9の時から悩まされてISO200以上は使えないと頭の中に入ってしまっていたんです。SD10,SD14と使ってきて、それから暫くはCanonに移行していたんで使用回数が減っていたと言う事もあるけど。何かレンズにもArtなんて言う名称が付いていてほんまかいな?と思ったりしていました。写真というのは読んで字の通り、真を写すと思ってきていたけど頭を切り替える必要があると痛感しました。
今は日本画の学生にもPhoto shopの使い方を教える大学も有る様ですから僕が遅れているのですかね。絵を描く時に地色を刷毛を使って引くのは当たり前と思っていたら若い人はスプレーを使うんですね。僕もやってみたら斑になって上手くいかなったです。こりゃ刷毛に限るわいと今でも刷毛しか使いませんけど、色んな意味で進化しているんでしょうね。
それはともかくSIGMA Quattroの実力は凄いと思っています。レンズを全部Artシリーズに買い換えるのはちょっとしんどいですけど。古いSAレンズでも現像でちょいと誤魔化しておきますか。確かに絵を描いていく楽しみと何か共通した事を現像中に感じます。いろいろ使ってみて最初にAUTOで現像してから少しづつ修正していくと作品を作っていく楽しみというか、Artと言う単語が使われる意味を感じます。
確かに現像も時間が掛かる作業なんで辛いですけど、思っている以上に表現の幅が拡がってなかなか楽しいのと同時に、素人でこの位出来る様になるとプロの方は一歩前に出るのは大変だろうなと思います。まあ絵の世界と同じでどうして深めていくかが問われるんだろうなと思う。
自動車でも積み上げてきた内燃機関を全否定する電気自動車に切り替わると今までの技術は何処へ行くんだろうとも思ったり、素人なりにいろいろ思い巡らせますわ。何事もメールでのやりとりになり画廊さんからの連絡もメールかLINEですからねぇ。殆ど字を書かなくなりましたから極力ペンを使う様にしています。アナログにもそれなりの良さはありますよ。
と長々と書いてきましたけど、とにかく楽しみではあります。絵を描いている方が楽ですけど不味い写真も揚げておきます。
2021年1月8日金曜日
LUXKIT A3600
休眠中の機材を少々弄ってみようかと考えていたけれど、なかなか思うように時間が取れないので仕方ない。実は中華製の真空管アンプに食指を動かされているのですけど、中国へ直注文となるとやはり気後れしますわな(PayPal使えない様やし)それなりに準備をして鎧を固めてからゆっくり品定めと言う事になるのかな?
と言うわけで、休眠中のLUXKIT A3600を引っ張り出してきました。出力管の8045Gを6550に変更してアレコレ弄ってあるんだけど夏場は暑苦しいので大概眠っています。まあ気候も暖かさが欲しくなって丁度良いかなと。それこそ20年位前に日本橋で中古改造品(既に6550に変更されていた)を見掛けて買ったという記憶がある
。そのまま鳴らしていたけど、改造と言っても単に球を差し替えていただけだったようでイマイチ面白くなかった(配線の仕方も雑だったし)
時々出してきて音出ししていた位だったけど、思い立って球を全部交換、内部の配線を全部取っ払って自分流にやり替えた。MJ誌の83年2月号に詳しい改造記事があるという事で図書館でコピーさせてもらった。まあ、UL接続が面白そうだと思い、完成させていたけど馬力はあるものの少し違うなと言う事でそのままになっていた。人間、年を経るといろいろと考え方も変わり感覚も変化してきてゆったり音楽を聴きたくなってきたんで、これを三結に変更することにした。変更と言っても少し配線を変えることとバイアス電圧の調整位なんで、小一時間もあれば終了した。
ゆっくり灯を入れて音を出すとコロッと違った音になりグンと大人らしい音に変化して満足です。TANNOYとの相性も問題ないし。一時は球より石の音に惹かれていろいろやってみたけど、ゆっくり音楽を聴くのはやっぱり球かなあ(年のせいか)そう言えば石で球の音が出ないか?とか侃々諤々議論したこともあったっけ。(写真の左側は自作アッテネータです)
2020年11月19日木曜日
SIGMA SD Quattro つづき
僕の記憶ではSD Quattroを発売された当時カメラ屋さんで触ったと思います。その時はどうなんかなあと思っていました。むしろSD1の方に気が行ったのですけどデカいなあという印象でした。どうもSD QuattroのEVFが気になっていたように記憶しています。まあ、EVFは今まで何度か使っているし気にすることも無いんだけど。
今の所、僕はこのSIGMAに大満足。家の中から夕焼けを写したり、庭の紅葉を撮ってみたりとゆっくり時間を取れないので、申し訳程度に近くの紅葉を撮ってみました。(X3FをAUTOで現像)ファームウェアを最新にアップデートする事で迷いがちだったAFもEVFもストレス無く使えますし、以前から持っていたレンズも問題なくAFが作動します。
今までと同様、手ぶれ補正とか便利な物は付いてないのでブレには結構気を遣います(OSのレンズを持ってないんで) 一脚を使うとか僕は卓上三脚を胸に当てて撮るとブレにくいので結構使います。操作性は随分良くなっていて二面の液晶も判りやすいし、設定変更もクイックアクセス出来て不自由は感じません。複雑な設定をあまり使わないし老いぼれは直ぐ忘れてしまうので基本的な変更さえサッサッと出来れば良いので。カメラの重さなど考えるとグリップはなんか工夫したいなと思っています。
専用ソフトのSigma Photo Proも随分変わってきたように思いますね。動作がもっさりしているのは相変わらずだけれど(僕のMACが遅いのか!)写真が作品として仕上がるように振られてきているように感じます。暫くPhoto Proを使わなかったので余計その様に思うのかも知れないけれど、AUTOで現像すると明らかに作品としての仕上がりを意識したような画像を作ってくるし楽しい。自分が意図した絵と重なる事もあれば、ちょっと違うぞと言う事もあるけど。
他にも皆さんがいろいろ書かれているので僕も感じる所は同じですが、ガンガン使うことも無くてたまにフラッと出掛けた時に使う位なんで少々の不自由は我慢できます。ま、自己満足という所でしょうか。風景を撮っても電線が気になるんですけど絵なら描かなければ良いだけなのに否応なく写っちゃいますから。絵から見たら写真って結構不自由だなと思います。