2015年8月9日日曜日

ネイチャー・イコライジング


古い雑誌を整理していたら20年以上も前のラ技誌にちょっと面白い記事を発見した。Philipsのエンジニアがマスターしたとされるネイチャーイコライジングと呼ばれるもので録音現場で使われているAMPEX MX-35の記事である。要約するとアンプ創りの基礎は入出力のマッチングにあってこれが録音並びに再生の基本であるという話。面白く感じたのは信号経路にL型VRを挿入、調節することで各機器間のインピーダンスも含めてマッチングをとり、TONE controlの様にf特を変えるのではなくフラットのままで音のキャラクターのみ変化させようと言う所。信号経路には極力VRを入れたくないのが人情だが逆にこれを利用することで音質を更なる良い方向に持って行く。好みの音がハッキリしている場合にはこの手もアリかと。まあ古い記事で球の時代の事なのだが頭のどこかに入れておこう。

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